歯並びが気になる・・・・  審美歯科 歯科矯正

歯並びに不整があると、審美的な点も勿論ですが、清掃不良になりやすくカリエスや歯周病悪化のリスクがあります。

歯並びの治療として、矯正は勿論ご存じかと思います。
歯並びが気になる方、歯科医院で説明を聞かれたことがある方であれば、
矯正治療に関して、次のうちの幾つかはすでにご存じなのではないでしょうか

① 歯の表面にバンドやブラケットという装置を付ける(場合が多い)。

② この装置は少なくとも何ヶ月か以上付けたままである。

③ 歯を並べるスペースが不足する場合(このケースが多い)、抜歯してスペースを確保する。

④ 費用は○十万~かかる。

⑤ 歯周病の方は、歯の動揺を増すリスクがあり注意が必要。

⑥ どんな人でも歯並びは経年的に変化する。
  矯正して移動した歯は特に注意が必要(固定装置を半永続的に装着を勧められる場合も)

補綴(ほてつ)による歯列修正も歯並びの治療の一つに
歯並び、とくに歯列の大きな修正が必要な場合は前述の矯正が第一選択肢でしょう。
ただ、前歯の一部分が出ている、引っこんでいる等が気になるなど、部分的な歯並び不整が気になっている方で、
前記の矯正時の留意事項のうち幾つかが気になって決断できない方。

次の選択肢として補綴による歯列修正が適応できる場合があります。
ケースによっては、こちらの方がむしろ優先される場合もあります。

歯並びが気になる・・続き。   歯並び 審美歯科

補綴による歯列修正も歯並びの治療の一つになります。
個々の歯を補綴して、形、大きさ、配列などを補正する治療方法です。

ここで、 歯科治療における補綴(ほてつ)とは、歯が欠けたり、無くなった場合に歯冠の全部または大部分をクラウンや入れ歯などの人工物で補うことをいいます。
一方保存(修復)治療とは、う蝕などによって一部分欠損した歯の欠損部を人工物で修復することです。
まとめると、元の歯冠の形を部分的に残してその一部を補修するのが保存治療。
歯冠の形全体を人工物で補うのが補綴治療。このとき、歯根も含めて歯が完全に無くなった部分を補うのも補綴になります。


前歯の前突、捻転を気にされているケースです。
虫歯もあり、既に神経の治療がされていました。
前歯001a

神経を治療した歯は破折のリスクが高いので、原則として補綴して歯を保護することが望ましいとされています。
前歯2本を補綴することによって。歯並びを修正できました。
前歯001b

前回お話した矯正治療の留意事項①~⑥に対して
①→ 歯の表面にバンドやブラケットを付けなくて済みます。
②→ 治療は状況によりますが数回で終わります。
③→ 抜歯は必要ありませんでした。。
④→ 費用は状況により変わりますが、保険外の場合でも1本10万はかかりません。
⑤→ 歯周病の方も、歯を固定できるので歯の動揺を増すリスクはむしろ小さくなります。
⑥→ 固定装置をつける必要もありません。

このような場合は、矯正よりも補綴により歯並びを治療したほうがメリットは大きいと思います。

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セラッミックと保険の歯の違いはどうなの?

歯の治療をする場合、前歯か臼歯か、そして欠損部分の大きさや場所によって修復の仕方、材質の適否が違ってきます。
今回は歯をクラウンで被覆する場合に、金属の露出を避ける治療法の1つである前装冠についてお話します。

まず、前装冠とは・・・
 クラウンの構造に用いる材質には色々種類がありますが、
 その中で金属は強度と柔軟性、適合精度の点で依然としてすぐれた性質を持つ材料です。
 ただ、その色調に問題があるので、金属の表面に歯の色の材質をコーティングしたものを前装冠と呼びます。


 コーティングする材質には、プラスチック(硬質レジン)、ハイブリッド(通称)、セラミック等があります。
 その他ジルコニア等もありますが、まだ特殊なのでまたの機会にします。


 それぞれの材質の特徴は・・

硬質レジン 

費用   
 前歯の硬質レジン前装冠は基本的に保険でできます
審美性  
 色調は平面的(単一的?)で、セラミックのような透明感や色調は出せません。
 技工士さんの腕にもよりますが、装着当初はそこそこきれいな仕上がりです。
 着色
  個人差が大きいのですが、早い人は1ヶ月程度でも着色してきます。
  ただ変色とは違い、医院で研磨等によって着色はかなり除去できます。
 変色 
  陶器のお皿は何年たっても変色しません。一方プラスチックのお皿は徐々に色が変わってきますね。
  これと同じです。
  どのくらいで色が変わってきますか?と言う質問をよく受けますが、
  どの時点という区切りはなく、徐々に変色してきます。
強度   
  咬合等の関係もありますが、ある日突然欠けるということはありえます。
  特に咬合力が強くかかる人や、奥歯が欠損したままの方は要注意です。
耐摩耗性
  歯磨き粉を多めに着ける方は要注意です。
  削れて内側の金属が露出する場合があります。
     

セラミック(メタルボンド)

費用
  自費の治療になります。
  1本数万円~。10万円を超える設定をされている所も・・

審美性
  ご自身の歯を鏡で見られたことがあるでしょうか。
  歯の場所によって微妙な色の差があります。同じ1本の歯でも先端部分、根本の部分で色は違います。
  これを再現するには、
  Drの経験と技術、そして担当技工士さんの腕が必要です。
  同じセラミックの歯でも人工物とすぐ判るものと、天然歯と見分けが付かないもの、
  製品の仕上がりの差は小さくありません。

 着色
  着色はほとんどゼロです。これは年数がたっても変わりません。
  セラミックの部分には歯垢もほとんど着きません。
 変色
  これも陶器のお皿でも分かりますように、原則変色はしません。

強度
  かなりの強度があるのですが、破折することもたまにあります。

耐摩耗性
  摩耗することはほとんどありません


ハイブリッド 
 ベースは硬質レジンですが、含有成分の量を調整してその性質がセラミックに近くなったものです。
 (エステニアは商品名です)


費用
  自費の治療になります。
  1本数万円~ セラミックよりも若干安く設定をされていると思います。

審美性
  色調等は硬質レジンとほぼ同等です。
 着色
  硬質レジン程ではありませんが、着色はあります。

 変色
  4~5年程度では大きな変色はないとされています。
  この点が硬質レジンと大きく違うところです。
強度
  硬質レジンよりは強度があるので、臼歯の噛み合わせの部分にも適用可能です。
  咬合力の強くかかる(歯ぎしり等)方の場合、端から一部欠けてきたりされていることはあります。

耐摩耗性
  臼歯に使用した場合、年数が積み重なると咬合面が摩耗してくる場合があります。


例えば・・・
前歯なので、さすがに金属は困るけど着色なんて気にしない。    →硬質レジン

前歯は一番人目に触れるので、できるだけ天然歯に近くしたい。   →セラミック

大臼歯も歯の色にしたいけど、できるだけ安く。              →ハイブリッド

大臼歯も摩耗するのは気になるし、一番良いものにしたい。      →セラミック

 いずれにしても人それぞれですね! お好みで・・・・

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プロフィール

shikai7

Author:shikai7
広島市中区の歯科医師です。
大阪大学歯学部卒業後、阪大歯学部付属病院補綴科に12年勤務した後
広島市中区にて開業。
日本補綴歯科学会 専門医・指導医の立場から、
歯並び・歯周病・虫歯・義歯・・審美歯科まで幅広く疑問に答えていこうと思います。
ホームページ: http://www2.plala.or.jp/OTANIshika/

広島市中区大谷歯科クリニックHP   へのリンク・その他
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